仕事論

サービス残業や休日出勤は当たり前?その実態や対策について解説!

・ウチの会社、完全にサービス残業と休日出勤が当たり前になっている…

・残業代の出ない残業の「搾取感」が半端なくイライラする

・サービス残業が当たり前なんて許されるの!?

会社勤めをされている方であれば、誰でも絶対に経験しているのではないかと思われるサービス残業休日出勤

たまにサービス残業になってしまうのはしょうがないとしても、毎日当たり前のようにサービス残業をするのは何のために生きているのか分からなくなってきますよね。

残業代が支払われない状態で残業をさせられているのって、本当にほとんど“奴隷”みたいなものですからね。

今回は、サービス残業が発生する真の理由サービス残業の実態サービス残業への対策サービス残業の少ない会社の見分け方について徹底解説していきます。サービス残業に頭を悩ませている方は必見です!

この記事で分かること

・サービス残業が発生する真の理由は”日本人の真面目すぎる性格”

・知るかボケ!サービス残業に立ち向かう方法

・サービス残業が少ない会社を見分けるコツ

それでは解説していきます。

《転職に少しでも興味があるなら必見!》


サービス残業や休日出勤が当たり前になる理由!

 

 

サービス残業や給料の出ない休日出勤というのは、普通に考えれば本来おかしな話です。

雇用契約においては、勤務時間内での労働しか契約しておらず、時間外の労働については別途賃金が発生することを条件としているのに、これほどまで多くの人がサービス残業をしてしまうのでしょうか?

日本人の労働者は真面目すぎる

 

サービス残業がこれほどまでに状態化する国は、先進国の中でも日本ぐらいです。その理由は日本人の性格の問題です。

日本人の多くは「罪悪感」に近いようなものを感じやすい性格を持ち合わせており、「時間内に仕事を終わらすことが出来なかったのは自分の能力不足のせいだ。サービス残業をしてでも終わらせないと迷惑をかけてしまう。」と感じてしまいます。

そしてあなた以外にも、このように罪悪感を感じる社員が周囲に存在しているため、みんなでサービス残業をすることが当たり前になっていき、逆にサービス残業をやらない人は“悪”といった空気感が職場内に流れ出すというのがサービス残業状態化の法則です。

ただし、よく考えてください。ここまでの一連の流れというのは最初から仕組まれています。

経営者の本音を言えば、「出来るだけ安い賃金で、出来るだけ労働力を提供させたい。」というのが当たり前。でも、労働基準法で無茶苦茶な働き方はさせられないから“労働者が自主的に働く仕組み”を整えます。

最初から勤務時間内で終わらないような仕事量を与え、「終わらなかったのは自分のせいだ…」という日本人特有の生真面目な性格を上手く活用して、結果的に低賃金で長時間働かせるオペレーションを整えているというのが正体です。

本来であれば「こんなのおかしくない?」と声を挙げる人間が出るのが普通なのに、日本人というのはそれが言えない性格です。このようにしてサービス残業は労働者自らの手によって状態化するという皮肉な状態なのです。

上司が火に油を注ぐ二次災害もサービス残業を補強

 

そしてサービス残業が当たり前になってしまう理由の1つが「上司」の存在です。

根本的に労働者自身が自分の生真面目な性格で自主的にサービス残業に手を染めるだけなら、まだ歯止めが効きそうなモノですが、上司の存在が火に油を注ぐ二次災害を必ず引き起こします。

今の時代に管理職をやっている上司はいわゆる“昭和風の働き方世代”です。つまり自分たちも若い時にサービス残業をバリバリこなし、それを上司に評価されて、今の役職についているわけです。

だからこそ上司の価値観は「サービス残業はやって当たり前。疑問に思うなんて社会人失格。」となっています。そのマインドで部下に対して接してきますし、タチの悪いことに上司自ら率先してサービス残業を行うケースもあるぐらいです。これじゃ部下は帰れないです。

このように上司の存在がさらにサービス残業を当たり前化していく一連の流れを助長します。

会社の洗脳マネジメントというのは本当によく出来上がっていて、経営者自らがサービス残業をさせるように動かなくても、労働者に労働者を教育させることで、自らの手を汚すことなく奴隷を生成するメカニズムが完璧に出来上がっています。

資本家階級というのは本当に労働者のことを“アリ”ぐらいにしか思っていませんからね。アリにアリを管理する仕組みまで持っているので最強です。

もっと言えばこのマネジメントを成立させるために、学校教育の段階から部活動を取り入れ「理不尽な事に耐えるのが大事!」と洗脳しています。

そうする事で将来の社畜を育成する伏線を張っているので、実は国家ぐるみでサービス残業状態化の流れを作っているとも言えるのです。(部活の顧問はそんなつもりはないでしょうが、それが返ってタチが悪いのも特徴。)

サービス残業や休日出勤が当たり前になっている会社の実態!

 

 

本来であれば、サービス残業や休日出勤というのはあってはならないモノです。

しかしながら日本のサービス残業の実態を調査してみると恐ろしい事にサービス残業を行っている人の割合は実に6割以上だという統計まで出ています。

6割が「サービス残業」

調査では6割以上の人が出勤簿につけていない、時間外労働時間があると回答。「サービス残業」が横行していることが浮き彫りになった。中には月間120時間以上を出勤簿につけていないケースまであった。残業をしているのに残業代を支払わない「サービス残業」は違法行為だし、労働時間をきちんと管理しなければ企業として安全配慮義務を怠っていることにもなる。                            参考:日経BP

 

サービス残業の有無について、「ない」と答えたのは全体のたった4割!


そして、サービス残業の定義ですが下記のようなモノも全てサービス残業に含まれるので注意してください。

・勤務時間前の出勤
→残業を前倒しでやっているだけで、完全なるサービス残業

・持ち帰り仕事
→職場に残っていないだけで、完全にサービス残業

・管理職のサービス残業
→「管理職手当」を超える残業はサービス残業。飲食店の”名ばかり店長”とかも典型

・「〇〇手当」を残業代と言い張る
→これは典型的なブラック企業のやり方です

・残業申請を認めない
→「月の残業は〇時間まで」と決め、それを超える残業させるケース

・タイムカードを強制的に定時で切らせる
→実際はタイムカードを切ってからも普通に仕事をするのならアウト

このように会社はあの手この手を使ってサービス残業をさせる仕組みを整えてています。

サービス残業や休日出勤が当たり前になっている業界はどこ?

 

 

サービス残業については正直どの業界でもある程度は状態化している事は間違えないのですが、特にサービス残業が多い業界について、「転職会議さんのサイト」で口コミ順に紹介されていました。

参考までに下記の通り記載しておきます。

・サービス残業が多い業界ベスト5

第1位:百貨店・量販店

第2位:チェーンストア・スーパー・コンビニ

第3位:医療・福祉・介護

第4位:自動車・運輸・輸送機器

第5位:レジャー・アミューズメント・フィットネス

ちなみに「公務員もサービス残業が多いって聞いたけど!」という方もいらっしゃいますが、元国家公務員である僕の経験では、一切サービス残業をした事はないので、参考までに載せておきます。

サービス残業や休日出勤は当たり前?それとも違法?海外ではどう?

 

 

サービス残業に関する法的な見解ですが、当然これは「違法行為」です。

労働基準法第37条には下記の通りしっかり記載されています。

第三十七条  使用者が、第三十三条又は前条第一項の規定により労働時間を延長し、又は休日に労働させた場合においては、その時間又はその日の労働については、通常の労働時間又は労働日の賃金の計算額の二割五分以上五割以下の範囲内でそれぞれ政令で定める率以上の率で計算した割増賃金を支払わなければならない。

ただし、当該延長して労働させた時間が一箇月について六十時間を超えた場合においては、その超えた時間の労働については、通常の労働時間の賃金の計算額の五割以上の率で計算した割増賃金を支払わなければならない。

当然違法行為である以上、これに違反した場合は法的責任を追求する事は可能であり、不当に搾取された分については請求する権利が労働者側には存在します。(違反した場合は6ヵ月以下の懲役または30万円以下の罰金という刑事罰の対象)

ちなみにですが、このサービス残業問題は特にアジア諸国では多く、欧米では少ないというデータもあります。中国や韓国は日本同様にサービス残業問題における過労死が頻繁に発生している国です。

サービス残業や休日出勤が当たり前の会社を通報・訴訟する事は可能か?

 

 

サービス残業が完全なる違法行為である以上、当然会社に対して訴訟を起こすという事は可能です。ただしそれは制度的に可能であるというだけで、実際のところイチ個人で会社相手に訴訟を起こそうと考えてもかなり難しいところがあります。

・弁護士費用・裁判費用などがかかる

・もう会社にはいられないorいづらくなる

・今までのサービス残業の実態を証明するための証拠集めの作業の手間

・大切な職場の人にも迷惑がかかる事もある

会社相手に訴訟を起こす事は出来ても、実際に法的な手続きに入るとなると、特に証拠集めをする作業量がかなり多く、費用も発生するためあまり現実的な対策ではありません。

当然訴訟を起こせば今までのように会社にいられなくなるでしょうし、職場の人との人間関係もめちゃくちゃになるリスクもあり、正直コストパフォーマンスが悪いです。

それゆえにサービス残業をしても労働者側の泣き寝入りになってしまうのがこの問題の根深さとも言えます。

サービス残業や休日出勤が当たり前の会社への対策

 

 

実際に組織相手に訴訟を起こす事は難しいですが、サービス残業や休日出勤が状態化している会社への対策は他にもあります。

①労働組合を巻き込み集団で戦う

 

労働組合がきっちり機能している会社であれば、ぜひ労働組合に相談して、組織として会社に立ち向かいましょう。個人で裸一貫で挑むよりも遥かに勝率の高い戦いに持ち込む事が可能です。

会社の労働組合がない、又は機能していない場合は「一般労働組合(ユニオン)」に相談してみてください。

②直接会社に相談してみる

 

どこまで効果があるか分かりませんが、訴訟までいかなくとも、会社に直接相談してみる事で変わる可能性がないわけではありません。残業代が支払われていない事をまずは近い上司に相談してみるだけでも、環境が変わる可能性は十分にあります。

それで変わる気配のない会社は、ある意味そこが見切りをつける基準にもなります。

③労働基準監督署に報告する

 

内側の機関に相談してもダメなら、外部の機関に報告・相談するのも1つの手です。あまりにも悪質なサービス残業であれば労働基準監督署、俗に言う「労基」に相談して対応してもらいましょう。

電通のブラック残業についてもこの労基のメスが入ってから大きく変わっているので、経営者からすれば最も重く受け止めなければいけないのが労基からの指摘です。匿名でもいいのでまずは相談してみてください。

サービス残業や休日出勤を当たり前に思うマインドを変えよう!

 

 

サービス残業や休日出勤の問題はかなり深刻ですが、労働者側のマインドもそろそろ変わっていかなければいけません。それを「当たり前」と思ってしまっている人が多い事こそが、サービス残業問題が一向に解決しない原因の問題でもあるからです。

「サービス残業は不当な搾取である!当たり前じゃないんだ!」と強い気持ちを持ち続ける事が大事です。そして時にはサービス残業や休日出勤からは思い切って逃げてください。

そもそも、サービス残業を当たり前にしている人は、無意識に仕事の質を落としています。「どうせ残業だから」という頭で仕事をすればするほど作業効率が落ち、結果的にサービス残業の時間が増えるという悪循環を起こします。

また、サービス残業を当たり前にしてしまうと、会社以外での環境に自分自身を置く機会がなくなって、思考の視野がどんどん狭くなり、外部からの刺激もないため成長がありません。

サービス残業をするという事は、自分のための時間が奪われる事を意味しますし、外部との交流の機会を捨て、成長するチャンスを棒に振っているという事を確実に意識すべきです。

サービス残業を拒否して定時で帰ると「俺は仕事しているのにお前は帰るの?」と言われるかもしれませんが、それでいいんです。結局のところ、他人と同じ事をしているウチは何も人生って変わらないですからね。

あなたが今よりもっといい人生を望むなら、人とは違った経験をもっと沢山して、自分のステージをあげる事が大事です。サービス残業なんかしている場合ではありません。

サービス残業が少ない会社を見分けるコツ!失敗しない転職のポイント!

 

 

サービス残業や休日出勤が状態化していて、会社が変わる気配がないと感じたら「転職」を視野に入れましょう。実際にいますぐするかどうかは別としても、転職の選択肢を視野に入れておくのとおかないのとでは天と地の差です。

「こっちは辞めようと思えばいつだって辞められるんだ!」というマインドが心のどこかにでもあれば、不当なサービス残業に立ち向かう原動力にもなります。

今すぐに転職を考えられないという人でも、とりあえず「転職サイト」に登録するだけ登録して求人を眺めておくだけでも意識はかなり変わってきます。転職の選択肢がイメージできている人は次の一手を打つまでの行動も早いですからね。

転職サイトは一気にいくつも登録してもパンクしちゃうので、とりあえずは最大手の「リクナビNEXT」だけチェックしておけば大丈夫です。気が向いたら他のサイトも見てみましょう!

また、サービス残業の実態を見分けるポイントとしては下記の点について注意してみてください。

・求人票の「みなし残業」をチェック
→〇〇手当で残業代を支払う程にしていないか?

・「転職会議」などの口コミサイトをチェックする
→他人の体験から学ぶ努力はする

・実際にその職場で働いている人にヒアリング
→泥臭いですが、これが一番確実です

・若い人材が役職についているケース
→これもベンチャー系のブラック企業の典型です

・平均残業時間が「20〜30時間」は高確率で”黒”
→実際はそれ以上である可能性を十分に疑うべき

サービス残業って本当に時間の無駄でしかないので、もっと人生を楽しめるように、時間を大事にできる仕事選びを心がけてみてください。

・リクナビNEXT公式サイト


また、サービス残業については実際に自分一人で調べていても分からない事も多いです。

そういう場合は「転職エージェント」を使って、サービス残業がない企業を条件に求人をサーチしてもらってください。ある意味自分で適当に調べてしまうよりも、プロに丸投げしておき、ある程度絞ってもらってからサーチをする方が効率がいい事もありますよ。

ABOUT ME
長尾さん
更新中