・自分はこのまま今の会社にいることが正解なのか?
・本心は今の会社にいたくない。でもせっかく頑張って入った会社を辞めるなんて…
転職の第一歩を踏み出そうとすれば、どんな強靭なメンタルの持ち主でも「悩み」がないという事は決してないです。正直誰だって最初の転職は怖い。
「自分には何のスキルもない」「今の水準を落とすのはNG」「何の取り柄もないけど、社会でもっと活躍したい」「親や家族、恋人に反対されないだろうか?」
考えれば考えるほど頭の中がモヤモヤしてくるのではないでしょうか?
誰だって仕事選びでミスはしたくない。でも求人情報は山程あって「自分にピタっと合う会社」を見つけるのは至難の技です。
ただ、安心してください。
転職に必要なのは、単なるうわべだけの「転職情報」ではなく、その情報を正しく見極める「思考の軸」です。そして成功する“転職の思考法”は誰でも習得することができます。
このブログでは絶対に失敗しない転職の思考法・判断軸について全6回に分けて講座形式で解説していきます。
・あなたが転職を“怖い”と感じる理由の正体
・「転職は悪」と言ってる人の姑息な言い訳が見苦しい理由
・仕事の安定って何?あなたが本当に欲しい安定は〇〇!
それでは解説していきます。
初めての転職が怖いと感じる理由の正体

「本当は転職した方がいいに決まってる。自分でもそんなこと分かっているのに…」
転職した方がいいと自分で思っていても、そう簡単に決意出来ないのが転職です。人生で初めての転職は本当に恐怖でしかない。
でもなぜこれほどまでに人は転職に恐怖を感じるか?
それは転職というのが多くの人にとって『初めての意思決定』だからです。
意外かもしれませんが、ぶっちゃけほとんどの人って何も意思決定なんかせずに生きてます。大学進学とか就職の選択だって実はそう。自分で選んだつもりかもしれないけど、レールの上を歩いてきただけじゃないですか。
大学だったら一般的に偏差値の高い所から自分の能力で行けるところをチョイス、就職でも世間的にいいと言われている企業の中から選んでいるだけ。結局社会に選ばされている人生。
でも転職はそうはいかないですよね。
転職に恐怖を感じる理由の正体って、人生で初めて何かを捨てる選択をしないといけないから。それも自分の意思で。
特にこれまで受験とか頑張ってきた人だと、それまでの自分への投資が大きく感じるから余計に恐怖を感じます。なんか今まで積み上げてきたものを崩すみたいな感覚になりますからね。
結局、意味のある意思決定というのは必ず何かを捨てることを伴います。これまでの人生でそんな経験をしてこなかった人はそこに恐怖を感じるということです。
でも、だからと言ってそのままにしていていいか?と言われたらそれは違う。
癌が見つかって、今取り除く手術をすれば助かるんだったらしますよね?それと一緒。放っておいたらどんどん体を蝕むだけです。
“変化する”ってのは誰にとっても怖いことだけど、そんな時は割と未来をネガティブにイメージしてみるといいです。
・土日だけを楽しみに生きるルーティンワーカー
・定年までどう逃げ切るかを考える人生
・お金と引き換えに魂まで売り払う雇用契約
「転職しても何も変わるわけない。そんな保証だってない。」そう言い続けて、自分の目の前に引かれた白線を越えようとしない人生を送って、結果何も出来ない大人になっていくのは馬鹿げてる。
そういう人に限って「自分はいつか変わる。まだ本気を出していないだけ。」って言ってるけど、死ぬまで何もしないよ。
そして死ぬ時にこう思う。「こんなはずじゃやなかった。」って。
そうなるぐらいなら転職して自分の生き方からごっそり変えた方がいい。一歩前に踏み出すって言ってもたかが転職なんだから、そんなに超えるハードルは高くない。
「転職=悪」と考える人は100%思考停止

転職を考えるようになると、真面目な人ほど考えちゃうのが“置かれた場所で咲け理論”です。つまりこの理論を持ち出した瞬間に「転職=悪」になっちゃうわけです。
だけどこんなの洗脳。間に受けない方がいいです。
転職が悪って、新しい選択肢を手に入れる努力を放棄した人間が発明した姑息な言い訳みたいなものですよ。完全にポジショントークで自己正当化したいだけ。
そもそも人間には場所を選ぶ権利があるでしょ。奴隷じゃないんだから。
もちろん自分の意思で会社に入ったかもしれないけど、入ってみて違ったなんてことは普通。
そもそも就職活動とかガチャ感半端なくないですか?どんだけ一生懸命業界研究とかしても、結局入ってみるまで分からないし、面接ではお互い人生を賭けたライアーゲームしてるし、もう最初から色々無茶苦茶だからね。
学生時代に回したたった1回のガチャで人生決まるとか、そんな運ゲー酷すぎない?
就職の制度的にガチャになるのはしょうがないとしても、せめてガチャを回し直す自由ぐらい認めてくれないとこっちもやってられないよ。
少なくとも、今後自分で食いっぱぐれないスキルが学べる会社に転職しようとしている人間は、転職が悪だとか言ってる人とはそっと距離をとった方がいい。
安定って何?転職に求めるべきモノはこれです。

転職を考えている人であれば、まず最初に転職サイトに登録します。
でも、思ったより求人情報が多く挫折します。そこで多くの人は次に転職エージェントに登録して、カウンセリングを受けて自分に合う企業をコンサルしてもらおうと考えます。
ただ断言します。そんなことしても自分にピタッと合う会社を見つけることは無理です。
そもそも転職エージェントもビジネスです。転職を成功させて、企業から謝礼をもらわないとビジネスとしては食っていけません。だから必死になってたくさん面接をセッテングして、あなたを転職させようと本気になります。
関連:転職エージェントの裏事情を大暴露!騙されずに完全に利用するコツ!
ただ、あなたはそんなことを望んでいるわけではないですよね?
あなたが心の底で転職に求めている事って、
・今後の人生どうやって飯を食っていくか?
・今後の自分のキャリアをどう描いていくのか?
・今後の職業設計をどう組み立てていくべきなのか?
といった長期的な視点にたった「答え」が知りたいはずです。もう仕事で悩まないために。
しかし安心してください。この問題の答えは実はもう出ています。それはあなたが「いつでも会社を辞められる状態になる」ということ。
そもそも、あなたが仕事でうざいゴミ上司と付き合わなければいけないのも、勝手に転勤を命じられ行きたくもない地域に飛ばされるのも、クソみたいな商品を売らなくてはいけないのも、「いつでも辞められる!」と確信できるだけの市場価値がないからです。
もしその確信があれば嫌な仕事ならすぐに辞めればいい。「辞表」と封筒の表面に記入して課長のところに持っていくという簡単な作業が出来ない人はいないはずです。
例えば副業で月に50万稼げている状態で仕事をしているのであればどうですか?嫌なら辞めれるでしょ。
別に副業じゃなくてもいいですが、その業界で力を持っていてどの企業もあなたを欲しいと思っている状態でもいいです。そうすれば辞めたって他の企業で働く選択肢があるから、嫌な仕事はいつだって辞められる。
結局それが出来ないのは、その会社で働いてお給料を貰わないと生きていけないという“弱み”があるから。シンプルに本質的な問題はそこにある。
つまり、本当の意味の安定というのは「いつでも辞められる状態」という市場価値を持っていること。文字通り”安く定まる”事は真の安定じゃない。
こう考えるとあなたが転職活動でやるべき事は明白です。それはあなた自身の市場価値を高めることができる企業に入ること。
そこで力がつけば、次にあなたを必要とする会社は他にも出てくるし、自分で起業したりフリーランスとして受託で仕事を取ることだって出来る。いつでも辞められる状態が出来ると怖いモノがなくなり、精神的に豊かになる。
結局ね、会社と主従関係にあるうちは奴隷なんですよね。ただ単に会社を変えるという転職をしても人生って変わらないですから。
真の安定を手に入れたいなら、「食いっぱぐれないスキル」を身につける事が出来る会社に転職する。そしてそのスペックが身につくまではとりあえず頑張るというのがポイントです。
小さな嘘は心を完全に腐敗させる

そうそう、ここまでの話だと「結局自分の力で稼いでいけない会社員や、他社からも必要とされる能力を持っていない会社員は弱者」みたいに聞こえちゃうけど本質はそこじゃない。
確かに自分の力で稼いで生きていける力とか、会社問わず必要とされる能力を持っている人は強い。会社員やってもいいけど、やらなくてもいいみたいな状態って無双してるからね。この“選択肢”って強烈だよ。
だけど問題なのはサラリーマンのほとんどが弱者ってことじゃなく、選択肢を持ってないから結果的に視野が狭くなっているということ。
例えばどう考えてもおかしい上司にNOと言えない、おかしいと思いながらも仕事するとか、どう考えても自分の人生を歩んでないでしょ。
「会社を辞める自由がない義務的労働者」ってのはそれだけで幸福度が下がります。やりたいようにやれないからね。
もちろん会社を辞める辞めないなんて個人の人生だからどっちでもいいけど、「辞められない」という思い込みの檻の中に閉じ込められると、どんな人間でも必ず自分に嘘をつきはじめます。それも小さな嘘を小刻みに。
例えば「本当はこの商品微妙なんだよね。比較したら他社の方がいいって分かってるけど、自分はこの会社の社員だから販売するしかない。」みたいな営業マンあるある。
この場合って顧客やクライアントに何かしら“小さな嘘”をつかなくちゃいけない。
「(本当は他社の方が安いくていい商品だけって知ってるけど)ウチの商品は品質にこだわってますから、どこの会社にも負けません!」ってね。
そしていつの間にか「ウチの商品も悪いわけじゃないし、売れば職場では褒められるからまあいっか。」と解釈し始める。
だけど正直言ってこれほど人の心を殺す行為はないよ。小さな嘘をつくことに慣れ、やがて自分の心をその嘘に合わせるようになると、人の心は腐敗していく。
特に金融機関の人とかこんなのばっかだからね、いや本当に。ゴミみたいな投資信託とか保険商品取り扱っているので。投資信託はネット証券でインデックス投信の方がいいし、保険はネット生保の方がいいからね。
まとめ

以上、初回は転職に関するマインドセットでした。
今回特に大事にして欲しい考え方は、「転職する目的は自分の市場価値を高めて、最終的には自分で生きていけるところに到達する。」ということです。
結局その会社に依存している生き方だと、いつまで経っても自由にならないですからね。
スキルアップが出来れば、独立していくのもあり、(他社に転職はいつでも出来る状態だけど)そのまま会社で働くのもありです。
だからどの会社でも求められる能力が身につく会社じゃないと意味ないし、これから先も時代的に必要とされる能力じゃなきゃダメですよ。これについては第4回目で解説します。
関連:転職先を選ぶポイント!今から銀行員になる人が残念な理由をロジカルに解説!
とにかく、本人が働きたい・働きたくないの意思に関わらず“働かなければいけない”という義務的労働者を脱却するところをゴールにすると、転職の目的が明白かつ、時代の流れにも順張りしているのでいいよ!という話でした。
それでは第1回の転職講座は以上です。
次の記事→STEP2:間違いだらけの常識を正す!転職はリセットじゃなくてチューニング?
「もう会社を辞めていて、転職するしかない状況!」
「とりあえず今すぐ転職したい!」
と考えるのであれば、転職サイトの利用ではなく、いきなり転職エージェントを利用した方が断然話は早いです。
関連:【体験者に聞いた!】転職エージェントに登録後の流れ!面談から入社までのサポートはどんな感じ?
転職サイトだと自分で0から求人を探す労力がかかりますし、一旦サボりだすと中々前に進みません。しかし、転職エージェントであれば、専属の担当者がつきますし、自分の代わりに求人を探すところから面接のセッティングまで全てサポートしてくれます。もちろん完全無料でやってくれます。
ここではオススメの転職エージェントを3つに厳選してランキング形式で紹介します。

総合評価 | ![]() キャリアに自信あり×案件重視の方からの評価第1位。 |
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求人の質・量 | ![]() 最大手で案件は豊富 |
提案力 | ![]() 積極的な提案力を受けられるが、流されないよう注意。 |
サポート | ![]() 担当者によって差があるものの、総じて満足度は高い。 |

総合評価 | ![]() 20代・第二新卒から圧倒的な支持を獲得している。 |
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求人の質・量 | ![]() 中小企業で独占案件が多くキャリアに自信がない方に好評。 |
提案力 | ![]() 自分の望まない案件を紹介されたという評判もあるので注意! |
サポート | ![]() 担当者次第だが、いい人に当たればとても良い。 |

総合評価 | ![]() キャリアに自信なし×サポート重視の方からの評価第1位。 女性からも好評。 |
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求人の質・量 | ![]() 案件数はやや少ないが、非公開求人の質が高いと好評 |
提案力 | ![]() 提案力はやや弱いが、良い言い方をすると押し付けがましくない。 |
サポート | ![]() サポートは最高評価。 他社でサポートを受けられなかった方もフラットに対応。 |