・新人は何かを犠牲にしないと仕事なんてできない。
・お前はもっと働いて苦しめ。
・寝てる時間も惜しめ。
あなたはこんな風に会社の上司から根性論(精神論)で詰められた事はありませんか?
しかし、そんな会社は高確率で危険。完全にブラック企業でしょう。
そもそも「俺が若い頃は徹夜してでも働いたぞ!」「風邪を引くのは気持ちが弱いから。」と言った理不尽な根性論は、上司が部下を思い通りにコントロールするための洗脳の手口です。
・俺が若い頃は徹夜してでも働いたぞ!
→だからお前も徹夜してこの仕事終わらせとけ。
・風邪を引くのは気持ちが弱いから。
→熱が出ようが気持ちで負けずに会社に来い。
このように、上司から根性論で指示をされ続けていくと、会社にとって都合のいい究極社畜が出来上がって生きます。絶対に嫌ですよね。
しかし、毎日毎日クソ上司から根性論による罵声を浴びせられていると、気付いた時には人間らしい心を失い、完全なる企業戦士に成り下がっている!なんて事は平気であります。
今回は、根性論で指示を出すバカ上司と一緒に仕事をする事のリスクと対策について解説します。
目次
根性論を唱える上司と一緒にいるだけで膨大なストレスを感じる

「頑張ればなんとかなる」「できないのは頑張りが足りないからだ」と上司から言われ続けると、ありえないぐらいストレスを抱える人生を送ることになります。
そんな事を言われても、「いや何をどう頑張ればいいのか教えてくれ。」「できないのは人手がそもそも足りていないから構造的に無理で…」と心の中では反論したい気持ちで一杯ですよね。
「たかが仕事」で心をおかしくするなんて、正直バカげているって思いませんか?
そうそす、もし今あなたが膨大なストレスを感じているのなら、メンタリストdaigoさんが書かれている下記の書籍を読んでみてください。ストレスを味方につける方法論が紹介されています。
将来あなたも根性論でしか指示が出せないゴミ上司になるリスクあり

根性論を唱える上司と仕事をし続けるリスクは将来のあなたの「上司像」にも影響します。
だってよく考えてください。若い時に根性論でしか仕事を教わってこなかった人が、いざ自分が上司になった時にロジックに基づいた具体的な指示を出せる上司になれると思いますか?
「自分はこんな根性論バカ上司みたいになってたまるか!」と若い時に思っていても、上司として部下を抱える立場になると、自分の力のなさに絶望するでしょう。
「あれ、部下に対して”頑張れ!”しか言えていない。」と。
しかもこの問題の根深さは仕事だけに止まらないという事です。いわゆる”指導”という領域には全て何らかの影響を及ぼすと考えたほうがいいです。
例えば“子育て”。
根性論が当たり前の職場環境に慣れてしまうと、子供に対するアドバイスをする時も、結局ロジカルなアドバイスをする事ができなくなります。
そうなると「もっと努力しろ!」とか「頑張れば結果はついてくる!」みたいな典型的な根性論を子供に対して言っている、なんて事になり兼ねません。
子供に対して気合いで頑張れ!と言うだけなんて、正直親失格ですよ。もっと、個人に合わせた具体的かつ的確なアドバイスや指導をして、子供を伸ばしてあげられる親になりたいって思いませんか?
根性論バカと一緒にいるとクリエイティブが恐ろしく下がる

根性論バカ上司と一緒にいればいるほど、あなたのクリエイティブな思考は死んでいきます。気付けばロジカルシンキングが出来ないなんて事になっていてもおかしくありません。
脳みそは筋肉と同じで、使って鍛えていかないと衰えていくという性質があります。
なので、日頃からクリエイティブな思考をする機会が少なく、なんでもかんでも気合いと根性で解決する!みたいな事をさせられていると、本気で脳みそが腐敗しちゃいます。
論理的な思考が欠落すると、仕事以外の日常生活でも損害が出ます。なぜなら今の時代は賢く生きる事ができる人間が人生を無駄なく生きる事が出来るようになった究極の”情報戦時代”だからです。
例えば「賢い支出方法」という点を考えてみてもそう。
論理的な思考が出来る人間であれば、日常生活の支出は絶対にクレジットカードを使って決済します。なぜなら1%のポイントが常に還元されるという事は、常に1%ディスカウントで買い物が出来るから得!と考えるからです。
一方、頭を使わず生きている人間は“惰性”で生きているので、「今まで現金払いだったから」現金払いをし続けます。思考が停止するわけですね。
でもそれってかなりの損でしょ。だって生涯支出の1%って事は100万単位で損してるって事ですよ。
100万って若者の給料なら5ヶ月分ぐらいに匹敵しますよね?って事は、5ヶ月まるまる無駄働きしているみたいなもんですよ。
関連:「現金払い」は無駄ぎる?お金が貯まらない若者がこぞって楽天カードを使い始めたわけとは?
ロジックで考えられる人は常にこうやってクリエイティブな思考で人生を攻めます。
そして今は技術が進み、どんどんお得なサービスが出てきているので、賢く生きられる人って、無駄がかなり少ない時代になってますよね。
例えばメルカリを使えば本を安く買って、いらなくなったら出品する事で、ほとんどお金をかけずに消費が出来ます。
通信代だって、3大キャリアで消耗せずに格安SIMに切り替えれば、毎月3000円ぐらい無駄な出費を消せます。
根性論で生きている人って、こうやって新しい技術やサービスに懐疑的で、頭を使って調べる事もしないので、結局損する側に回ります。
日常の思考パターンは人生全体に作用するって事を忘れないようにしましょう。
そもそも根性論で解決する仕事に未来はあるのか?

ここで本質的な問題提起です。
そもそも、根性論で解決出来てしまう仕事に未来があると思いますか?
ホリエモンと落合陽一さんの書籍「10年後の仕事図鑑」で消える仕事について書かれていましたが、正直これからの時代に頭を使わない仕事は消えます。
だって、頭を使わなくて済むって事は構造的には単純作業って事でしょ。それって一番機械が得意な領域で真っ先に奪われる系の仕事です。だからこそ、根性論が横行している会社って、それだけで将来性が危ういって思っておいたほうが健全な思考です。
そして、仮にそのような根性論で乗り切る系の仕事についている人は、今の自分の市場価値を真剣に考え直したほうがいいです。
おそらくあなたが思っているほど、今のあなたにプライスは付かないです。
だって、根性論で出来る仕事をしているって事はこれから機械化される領域の住人なので、どう考えてもマーケットバリューは低いでしょ。これから必要な人材だと、他社が評価するかどうか考えてみればすぐに分かります。
この市場価値(マーケットバリュー)ですが、「MIIDAS(ミイダス)」と言うサイトで自分の経歴を打ち込めば、今自分が市場でいくらの価値がついているのか、生々しい現実を知る事ができます。
「ドキッ!」とした人は、自分の市場価値と一度真摯に向き合ってください。
まとめ:根性論は完全に昭和の古い理屈!時代遅れです。

もし今あなたが勤めている会社の上司が、あまりにも根性論であなたを追い込むのであれば、正直言って結構危険です。
正直今の時代ですから、根性論で部下を追い込むやり方は絶賛撲滅中にも関わらず時代に逆行しているわけなので、企業としての将来性を疑ってみた方がいいでしょう。
また、少しでも「ウチの会社おかしいかも?」と違和感を感じたのであれば、出来るだけ早目の対応を心がけましょう。
少なくとも転職サイトの登録ぐらいは済ませておいてください!
転職サイトについてはいつでも登録できますが、ストレスや疲労が限界に達すると登録する気力するすら根こそぎ奪われます。
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